2007年3月31日(土)

 ドッグフードを買いにペットショップに行った。
ケージの中の柴の子犬に近づいたら
子犬は後ずさりしてわなわなと震えた。
店の娘が言った。
いつもはこんなじゃないんだよ。
いつもはこんなじゃないんだよ。

 僕は青空の北の彼方に、巨大な入道雲を見つけた。
龍の巣は本当にあったんだ!
とーさんはウソつきなんかじゃなかったんだ。
思わず呟いてしまった、ひとり車の中で。
僕はパズーじゃないんだよ。
僕はパズーじゃないんだよ。

 そうだ、今日はてつじんラーメンを食べよう。
入り口には手書きの貼り紙。
あぁ、臨時休業。
ここのオヤジは休んでばかりだ。
ぜんぜん鉄人じゃないんだよ。
ぜんぜん鉄人じゃないんだよ。


昨日の昼のことをポエムにして3月は今日で終わり。
題は「てつじん休みかよ!〜はらへったある日の午後〜」

2007年3月30日(金)

 毎週毎週、けつかっちんで、なんとも・・・。
(お願い)
 携帯に頂いた電話もそのときの作業状況によりでられない場合が多々あります。車の下にもぐって組み立て中とか、ゴム手袋して洗浄中とか、重いもの持ってるとか、電動工具の音で聞こえないとか、試運転中とか・・・、つまり作業中はほとんど出られません。ご迷惑をおかけしておりますが、そのために5回の呼び出しで留守電になるように、携帯の設定をしております。その際は大変恐縮ですが話の内容を録音していただくとか、折り返し電話ほしい!とか、なんらかのメッセージをご遠慮なくいただけると非常に助かります。必要とあらば必ず折り返し電話をしますし、急ぎでなければご指示を承ったむねの確認メールもさせていただきます。なにとぞよろしくお願いいたします。
 なお、スクランブルでなければ、発注、作業指示、見積り依頼、その他急ぎじゃない情報や相談はお手数ですがメールでお願いいたします(もちろんご来店時でもOKです)。そのほうが間違えがなくて確実です。ご了承のうえ、ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。

2分間に無言の着信が連続5件とか・・・マジ勘弁して。_| ̄|○
危篤の知らせでもそこまでしないって。

*留守電にメッセージがない場合、または、後でかけなおすというメッセージの場合、こちらから折り返し掛けなおすことはまずありません。

2007年3月29日(木)

 最近、自宅の洗濯機を買い換えたんです。
 今までのは洗濯槽の真ん中に「からまん棒」とかいう、まるでテングの鼻みたいな、太くて硬くて逞しくていやらしい棒がそそり立って、ヴィィィィン、ヴィィィィィン、って右に左に回転して、奥さんの心にメラメラと火を付けていたのですが。洗濯心にですよ。へんな想像しないで下さいね。
 今度のはビートウォッシュとかいう、底が波型に変形していて、回転するたびに、ズン、ズン、ズン、ズン、って荒々しくリズミカルに突き上げて、す、すごいわ、まるでロデオマシーンに乗りながらしてるみたい。洗濯をですよ。へんな想像しないで下さいね。

 ところで最近、黄昏時になると足のニオイがきついんですけどね。
ビートウォッシュの洗浄能力に疑いの眼差しを向けつつ、春だからって説もあるんですけどね。

2007年3月28日(水)

金のないやつぁ俺んとこへこい
俺もないけど心配すんな
見ろよ青い空白い雲
そのうちなんとかなるだろう
(ワハハハ ハハハ)
お疲れ様でした!!!!

 さて、昨日の実習はノーマルタイヤのS2000さんと、ジムカーナ始めたばっかしのMR2姫だったのですが、二人ともすんげぇー走った!!すんげぇー巧くなった!!!
 S2000さんは私が出したオーナー破りタイムに夕方とうとう0.3秒まで肉薄するし、一日で同じコースを4秒もタイムアップするし。最初の1本目からじゃないですよ、4,5本目から4秒タイムアップですよ。
 一方神奈川県からわざわざお越しいただいたMR2姫は、ずーーーーーーーっとスラロームとシフトダウンとターンの練習。ずーーーーーーーっと。ずーーーーーーーっと。途中タイヤがリムから外れるアクシデントがありましたが、タイヤ交換して、また、ずーーーーーーっと。昼休み以外にエンジン止めたんでしょうか?って勢いで。見ていてこっちが筋肉痛になりそうでした。あの根気と体力はどこから湧き出てくるのでしょうか。みるみる上手になって速くなって、とっても素敵でした。
 あぁ、ジムカーナって面白いなぁ〜♪

全日本第3戦の締切は30日(金)です。
今日か明日に出さないと、間に合わないことよ!

2007年3月27日(火)

 タバコ屋の入り口をくぐり、ばーさんに言った。
「ハーイ、ハニー♪、たばこちょーだい」
ばーさん、あの世に逝きそうな勢いで笑い転げてましたよ。
ほんとに死んだら、私のせいですかね?
本日実習のため、フライング更新です。
FDはいまだ不調ですが、練習して大丈夫でしょうか。
それよりたまった仕事、大丈夫でしょうか。

亡国のイージス(上・下) 福井晴敏


 映画は不評だったようですが、原作はおもしれー!海上自衛隊のイージス艦が、アメリカから奪った大量殺戮化学兵器を武器に携えた北のテロリストに乗っ取られ、東京湾に篭城するってお話です。まぁ単純な乗っ取りではないのですが、ネタばれしますんで経緯はナイショにしときます。日本の秘密工作員如月とイージス艦伍長千石が、この異常な環境下で次第に心を交わす様が素敵です。そして事件解決後のエンディングがなんとも絵画のように爽やか。ダイハードの日本版小説って感じですかね。


(警告!) 以下、宇都宮のお客様からのメール一部転載
(前略)
さて、表記の件ですが今月に入ってから、DC2インテRの盗難が多発しているようです。うちの社員だけでも2人被害にあっており、現場はいずれも平松本町とのことで、内一件は駐車場の異常に気づき犯人を静止しようとしたのですが、別の犯人(犯人は2人組み)に暴行されたようです。
(後略)

こ、怖いですね。。。用心しましょう。

2007年3月26日(月)

 JAF関東ジムカーナシリーズ第1戦、モテギマルチコース。
1本目、そこまで降るか!ヘヴィーウェット。
 N1クラス。赤田選手、巧っ!
 N2クラス。シーズンオフに毎週のようにSSPに通い、土日に宿泊して練習に明け暮れた、練習量の豊富なエグゼリアンの中でもその自虐的とも思える量は際立ち「え?またアイツラお泊り?変態だあああ」と周囲に言わしめた変態トリオの最若手、中盤ゼッケンの両角選手が、今年初めてSタイヤとか言うの履きますけど、まー、みなさん、ヨロシク♪的走りで空気読まずにトップタイムを更新し、後に続くベテラン勢がバッタバッタとなぎ倒されるなか、唯一星選手だけが、かわいい我が子のためにもあんな若造に負けてられっか!的ベテランの走りで抜き返すという、もう、私、のっけからチビリそうな展開。
 N3クラス。サイドターンができねーんだよ!ばかやろー!こんなもの、過去の栄光なんか、かんけいねーよ!こんちくしょー!うわぁぁぁぁぁ!!!とわめきながら部屋にあるN2時代のトロフィーを蹴散らし、全てゴミ袋に放り投げ、あ、燃えるゴミと燃えないゴミに選別してと、ガラスはどうすんだっけ?みたいに荒ぶる格闘家精神の中に小市民の善良さも垣間見せたかどうか知りませんが、佐川選手がMR2に乗り換えていきなりのトップタイム更新というセンセーショナルなデビューランに後続もあっけに取られてそのままトップを維持。私、じょじょおおおおおおおおおおお。わ、わしが入賞すら出来なかった鰻色MR2で・・・よくぞここまで・・・成長しおったな・・・これでわしも心置きなく・・・死ねる・・・だれかパンツ取り替えてくれろ。
 N4クラス。宮嶋選手がヘンなところでサイド引いてもやっぱりトップ。
 SA1クラス。地元スペシャリスト草食動物系椎名選手に続き、黒い悪魔上島選手、どっから見ても大悪魔大森選手が続く展開。四国から関東に来て一番仲良くなれたのは犬のエグです、え?人間はあまり好きになれなくって中嶋選手が讃岐うどんのような走りで7位と、土手でしゃがみこんで、石ころつまんでは投げ大反省。
 SA2クラス。去年まで全日本でチャンピオン争いをしていた鷹巣選手が全日本と間違えて地区戦に申込用紙送っちゃって、1本目、走ったんだっけ?上村選手がそのスキにトップ。
 SC/Dクラス。エンジンがちゃんと吹けた人がトップ。


 そして、雨もいつしか上がり、全部チャラ、仕切りなおし、1本目?何のことですか?的に2本目がスタート。


 N1クラス。赤田選手、巧っ!
 N2クラス。両角選手がSタイヤって結構くうんですね、と、またもや空気の読めない走りでブッチギリのトップタイムをマーク。そのまま逃げ切り、デビュー・トゥー・ウィン!私も泣いたが、彼女のゆかりんが泣く、泣く、泣く、泣く、泣く、まだ泣くかっ!と思ったら「おっちゃん、聞いてくださいよー、彼ったらホワイトデーのプレゼントもくれ・・・うわぁぁぁぁん!」と急にぼやく始末。こんな可憐でひたむきで愛らしい彼女を!な、なにーーーーっ!貴様に娘はやれん!と優勝の喜びもいつしか憤怒する私も始末に終えず。話を元に戻し、インプから乗り換えたばかりだというのに、ふーん、N2ってこんなん?だー石田選手が2位と続き、JAFカップ3位なんだよ木内選手がここでも3位。2005年関東チャンプの前原選手が4位、澤田選手5位、布施選手6位。と、なぜか前原選手だけ旧世代!古代人!タイムスリップしてきた原人!ミャンマー奥地赤密林縦走3000km 伝説の野人ナトゥーを追え!みたいな表彰式に世代交代をひしひしと感じ・・・。
 N3クラス。黄色MR2のいべ選手がこちらも地区戦デビュー?でいきなりの初優勝。MR2からFDに乗り変えてもやっぱり巧かった小林選手が2位。ジモピー阿久津選手が3位。。。あれ?佐川選手は、いずこ?1本目死ぬかと思ったらしい佐川選手がさすがに命が惜しいのか2本目は守りの走りでふるわず低迷するも、彼の無限のポテンシャルとインパクトを焼き付けた見事なデビュー戦でした。私の汚したパンツ返してよ!
 N4クラス。あーあ、真似してヘンなところでサイド引いてますよ!それを知ってか知らずか宮嶋選手、今度は、思いっきりグリップ!(爆)。はい、また、圧勝。このクラスの世代交代はまだのようです。
 SA1クラス。こちらも世代交代か、ワコーズカラーのEK9吉田選手が初?優勝。上島選手、大森選手と二人の悪魔が続き、吉田選手が呪われないか心配。犬と会話が出来る中嶋選手は、うん、よく攻めてた!2ポイントゲット。あと1ポイントでお菓子の缶詰プレゼント、がんばれ!!
 SA2クラス。鷹巣選手が全日本の力を見せ付けて優勝するも、N2両角選手に、あぁぁぁぁぁぁ!!!
 SC/Dクラス。エンジンがちゃんとf・・・。ある意味大変ですね、このクラス。
 ノーマルタイヤクラスは、某社長がチーム員引き連れてNT4が大盛況!いぶし銀の走り、素敵でした♪

 ということで07年JAF関東ジムカー選手権第1戦の観戦記でした。
めちゃくちゃ楽しかった!お疲れ様でした!!

結果はこちら

2007年3月25日(日)

 いよいよJAF関東ジムカーナ選手権、ご開帳!です。パン!パン!(かしわで打ちながら)。もとい、開膜です。お、おまえ・・・・。もとい、開幕です!キヤッフォーーーー!!今、朝の7時前なんですけどね。気持ちが元気すぎるのは気のせいだと思うよ。だってお空はあいにくのレイニーなんだぜ。いったいなにが悲しくってそんなに泣いてるんだいハニー・フラッシュ。

 さて、今日の見どころはなんといっても、初挑戦のお客様が大挙して押寄せてるってことでしょうか。去年ミドルを走っていた人が、へっ、もしかして地区戦なんか楽勝なんじゃね、という勢いかどうか知りませんが、ステップアップしてきたり。(*うそうそ、そんな横柄な人はだんじていません)。華々しい全日本の数々の栄誉をかなぐり捨てて、一から出直しじゃあああボケ、なんだ、こんなもの!こんなもの!と文字通り過去のトロフィーを全部燃えないゴミに出しちゃって、MR2でN3に初挑戦する人とか。毎週合宿練習していた変態トリオの若い衆二人が、片手に日本刀、片手にハジキ、腹にさらし巻いて、殴り込みじゃああああ!みたいな。いや、ほんとは小動物のように怯えて震えているんですけどね。そのうちの一人は出張から帰ってこれなくっていきなり不出走なんですけどね。(号泣)

 そんなみんなの応援に行きたくなるのって、むしろ人として自然な感情なんじゃないかな。と、まー、大げさすぎますが、おじさん、楽しみなわけです。
20分もこれ書いてないで、早く行けよ!(自分)ってことです。
ほいじゃ、いってきます♪
速報は掲示板

2007年3月24日(土)

 春ですね。桜、といえば、桜金造。
清水アキラ、アゴ勇、アパッチけん、鈴木末吉、小林まさひろ、らと共にぎんざNOW素人コメディアン道場でチャンピオンに輝く。1975年ザ・ハンダースを結成。ハンダースの思い出の渚が大ヒット。土曜昼の笑って笑って60分(ジェリー藤尾、伊東四朗、小松政夫)にレギュラー出演。共演のずうとるびと混同しがちの人が多い。80年解散。後にアゴ&キンゾーのコンビ結成、84年解散。
 小山ゆうえんちのCMキャラクターとして、両手の親指を鼻の穴に突っ込み、残る各4本の指を動かしながら「おやまゆーえんちー♪」と歌う様はあまりに有名。ちなみに、小山ゆうえんちは2005年閉園、現在跡地に大型ショッピングモール建設中。
 伊丹映画で評価され俳優として活躍する一方、怪談の語りべとして稲川淳二と双璧をなす。ビートたけしのお笑いウルトラクイズでワニと戦ったことがある。
 なにがあったか知らないが、2007年、都知事選出馬。

人生いろいろ♪ (思わず口ずさむ)

 さて、いよいよ明日、モテギマルチでJAF関東ジムカーナ選手権第1戦が開催されます。うをーーーー、いく!ぜってー見に行くっ!!!(>o<)

2007年3月23日(金)

 野球バカの小4次男が女子から手紙をもらった。
いや〜、おかげで朝食の時間が盛り上がること。ヒューヒュー♪
まだ読んでないとか、すっとぼけた顔でぬかすものだから、読め!今すぐ読め!と急き立てて。あ、こういうの”うざい親”って言うんでしょうね。しかし、この歳の女子はませてます。それにひきかえ男子は・・・ハナクソほじって野球やってマンガ見るのが人生のすべてですから、なんともかわいいものです。女子からの手紙も、どうしていいのかわからないのと、恥ずかしさの予感とで、読むことすら出来ないのですから。女房のほうが先に盗み読むぐらいですからね。
 で、手紙の内容はというと、
「幸之助君、野球がんばって。○○君にも同じ手紙書いたの」

人の気持ちをもてあそぶってこういうこというんですかね。
ほんと、女子はませてます。

母親から愛する次男への忠告。
女子はウソつきだからな。気をつけろ。(マジで言ってました)


チェルノブイリな参戦記、書きました。内容もどんより。

2007年3月22日(木)

 息子の顔にニキビがあああああああああああ!
かーさん!大変だ!聡一郎の顔に、にににに、ニキビがあああああああ!
貴様ーーーー、思春期じゃないですかああああああああ!

☆思春期☆

一人部屋にしなくていいのか!?
夜中にパンツ汚しちゃうのか!?
Hな本とか隠しちゃうのか!?
「オレの部屋、掃除すんなっつってんだろ!」とか言うのか!?
ゴミ箱のティッシュがああああああ!!!

す、すみません。
ニキビひとつで男親が(昔を思い出して)取り乱してしまいました。


「母さん、僕のあの本どうしたでせうね。ええ、夏、ベッドの下に隠していたら、ある日突然綺麗に積み重ねられていた、あのHな本ですよ・・・」
ママー、ドゥー、ユー、リメンバー?  (人間の証明より)

2007年3月21日(水)

 間違えた開花予想が訂正されて2日後、観測史上もっとも遅い初雪が東京に降って、4日後に改めて開花予想が出た先週。今日は春分の日です。インフルエンザは例年でしたら年末年始に集中して蔓延してましたが、こちらも遅滞気味のようで、その流行はいまだ緩慢に続いているようです。皆さんも、体調を崩しませんようにくれぐれもご注意下さい。休養と食事をきちんととって、規則正しい生活を送りましょう。などと朝までコタツで寝てた私が偉そうにいえる立場ではないけどな。最近それも慣れてきて、どーってことなく思えてきたのが不安でもあります。とりあえず朝シャンの香りを放ちつつ更新しております。

若者の朝シャン・・・さわやか、清潔、おしゃれ、熱いシャワー
初老の朝シャン・・・倦怠感、自堕落、自己嫌悪、冷めた残り湯

 さて、仕事しよ。今週末地区戦で走る車を修理しなくっちゃ。2台も。
JAF関東地区第1戦(モテギマルチ)のエントラントリストはこちら

2007年3月20日(火)

 静岡県民の皆さん。
今日は栃木県からも富士山がとても近くに見えますよ。素敵です。

車検に行ったらまた自賠責がこそーっと値上げしてまして。
あのちょこちょこ値上げはいったいなんでしょうね。
バス停を毎日30cmずつ自宅に近づけるのと似てますね。
中学校の時、それを実行した同級生がいましたが、ある日突然元あった位置に戻されてました。自賠責はそんなことないでしょうね。
お給料もこそーっとちょこちょこ値上げしてくれると嬉しいです。

参戦記、ちょっと遅れそうです。すんません。

2007年3月19日(月) A

 体力のない中年、もとい、初老は帰路に一泊しちゃいました。
だって、白目剥きながら運転したら危ないでしょ。

 さて、快晴の下、上信越道をブースト掛けまくりながら帰ってまいりました!
視界が涙で滲んだけどな・・・・。

全日本FDデビュー戦はトップと2.3秒差の



壱拾八位。どん!

かーさん、ぼく、凍えそうだよ。。。



あのね、ここね、笑うところじゃないですからっ!

あぁ、一番多かった話題がアンテナの話ね。
私が走ってる最中、ギャラリースタンドでは「意外な展開」「でも引っ張りすぎ」とか声が聞こえてたそうですが・・・。

応援いただいた皆様方には、ほんと、なんてお詫びして良いやら。
ありがとうございます。

2007年3月19日(月)

おはようございます 投稿者:エグゼ 投稿日: 3月19日(月)07時44分34秒
皆さんご無事?
只今長野某所のホテルで自分を見つめ直してます。
鏡に向かい。


欧米か!のデカイほうに似てる。

2007年3月18日(日)

結果 投稿者:エグゼ 投稿日: 3月18日(日)16時45分49秒
茅野、古谷、ヒシイ、梅村、金本、石元
谷森、とりい、尾崎、桃井、八塚、西田
村上、岡村、上野、川村

以上、お疲れさまでした。

結果 投稿者:エグゼ 投稿日: 3月18日(日)14時59分56秒
きた、今村、土手、朝山、福田、中根康。
西野、永島、山越、佐野、工藤、川北
ただ、和田、樫山、飯島、黒岩、高橋
渡辺、田原、若杉、佐藤、森嶋、マサ
阿部、千葉、かべ、柴田、吉田、野島
私は18
川脇、天満、西原、津川、大橋
次はN4

撃沈 投稿者:エグゼ 投稿日: 3月18日(日)14時50分16秒


ホッ 投稿者:エグゼ 投稿日: 3月18日(日)07時50分35秒
快晴になった。
8:15スタート!

本番 投稿者:エグゼ 投稿日: 3月18日(日)06時26分25秒
こちらチェルノブイリ。
死の灰が降ってます。


雪!(+_+)

2007年3月17日(土)

後悔練習 投稿者:エグゼ 投稿日: 3月17日(土)18時13分12秒
昨日より進歩。
トップと1.8秒差だし〜!
明日はがんばろうね。うん。

公開練習 投稿者:エグゼ 投稿日: 3月17日(土)08時37分29秒
鉛色の空だよ。
いよいよ07年全日本シリーズ始まり〜!

2007年3月16日(金) A

宿で反省 投稿者:エグゼ 投稿日: 3月16日(金)17時39分1秒
なんで私はここにいるんだろう。
2.5秒も遅いよ。(;_;)

到着 投稿者:エグゼ 投稿日: 3月16日(金)09時59分23秒
途中寝たら遅刻したし。

出発 投稿者:エグゼ 投稿日: 3月16日(金)00時18分22秒
風呂入った。
めし食った。
小山脱出。

2007年3月16日(金)

 フライング更新です。
少しでも寝ようと思ったのに結局そんな時間もとれず、名阪に出発です。
すでに眠いんですが・・・。
全日本ジムカーナ選手権第1戦を走ってきます!!
月曜の夜まで更新できません。


おいおい、そんなに泣くなよ。
ボクはいつでも君のそばにいるから。

 掲示板 な?  おおぉ!

お楽しみに♪
よおおおおし!燃えてきた!
書き込みがんばりますッ!!(がんばりどころが違うし)

2007年3月15日(木)

 あぁ〜、もう木曜日かぁ〜。今晩、名阪に向け出発だよなぁ〜。
それまでにやらなきゃなんないことが山積みなんですが、間に合うのかなぁ。
(メモ)
・++様、作業完了車両返却
・##様、ドラシャO/H返却
・**様、ファイナル手配
・○○様、サポートオイル準備
・××様、部品納品
・自分、髪の毛切りたい。

大事ななにかを忘れてるような気がするんですけどね。

2007年3月14日(水)

 カードよし!アンテナよし!ETC専用ゲートよし!(指差し確認)
車載器ボイス:「通行できます千三百五十円です」

ドキッ!!  (マジビビリ)

通行できますせん・・・・。(肯定なのか?否定なのか?)
「す」と「せ」の間は切ったほうがいいと思うぞ。せっかちボイスさん。


さて、
もう春だね、桜はまだかいな、とかのんきなことを言ってたら。


2007年3月13日(火) AM8:00 福島県郡山市内の様子。

写真じゃ逆光で白さが伝わりにくいですが、一面銀世界です。
この道路はアスファルトが一切見えません。
テッカテッカのツルピカ君です。
都会育ちの僕なんか、もう怖くて怖くて、半べそかくわ、おなか痛くなるわ。
従って停車中でもこの車間距離は過剰なビビリとバカにされてもやむなし。

これじゃ、郡山じゃなくて氷山なんだな。ふっ。

とか、切れのないことを一人つぶやきながら、そういえばつぶやきシロー元気かな、だもん吉幾三も東京でベコ飼いたくなるわけだべさ、とか訳わかんないこと考えてしまいました。

ということで、先立って心配なのは

鉛色の空が覆う
日本のチェルノブイリ
名阪地方の今週末は
大丈夫なのでしょうか?


雪とか、ボク、ヤだからね。絶対、ヤだからねッ!!



オマケ
メモリースティックに入れたまま忘れてた写真。

2007年2月27日(火) AM9:00 スーパージェッター号。
(もう直しました。)

2007年3月13日(火)

 今日は実習のためフライング更新です。
アンテナなおしました!
ETCゲートに確実に入ります。(自信がないので、アンテナ縮めて)

2007年3月12日(月) A

 シーズンオフに、毎週土日、SSPに泊まりで練習に行っていた、
エグゼ変態トリオ2007ver。モロ、クロI、クロS。
昨日、その先陣を切ってクロS選手がG6に参加して、

見事、初優勝!キターーーーーーッ!

いやー、めっちゃウレシイっす♪
他にも、G6で3位、ミドルで2位、とウレシイメールをいただきました。
ありがとうございます。

2007年3月12日(月)

 いやー、あせった!今日の更新、出来ないかと思った。
春の陽気に誘われて事務所の周りをリアルマウスがちょろちょろ動き回ってるっていうのに、パソコンマウスの方が動かなくなったものだから、マジあせった。MS社の光学式ワイヤレスを使っているのですが、いくらぐりんぐりんしても、矢印が根の生えたように画面に固着して動かないのです。なんだこりゃ、この!この!と、マウスは本来2次元で動かすものですが3次元にも動かしてみて、つまりパッドに叩きつけてみたりしたんですけどね。そしたら、画面のポインターが異次元の4次元空間にトリップしちゃって、ふっと消えちゃったんです。グズでノロマな部下を頭ごなしに叱ったら、午後から見当たらなくなって二度と出社してこなくなっちゃったようなものですね。もうこうなると、翼の折れたエンジェルというか右手骨折の右利きダンディー、ぐらい不便!左手でボール投げると内股になってオカマ投げになっちゃうよな、あーわかる、わかるよ。なんとかAlt+のショートカットで内股に耐えながらパソコン立ち上げなおしたら、ポインター君再出社してくれたんだけれども、やっぱ動かない!職務放棄、ストライキ決め込みやがって。だ、だめだ、こうなったらコイツは懲戒解雇してケーズデンキにひとっ走りいってマウス買ってこようかと思った矢先、このワイヤレスマウスの裏面から発せられる赤い殺人ビーム!は電池か?電池なのか?と閃いて、半分壊す勢いでマウスの秘密のフタをこじ開けて乾電池交換したら、ちゃんと使えるようになりました。うわああああ、ラッキー!良かった!バンザイ!

という歓喜の勢いが文面からにじみ出てると思うのですが。

ただ単にマウスの電池切れの話なんですがね。

2007年3月11日(日)

 関東ミドルシリーズと関東G6の開幕だというのに、なんですかね、この雨は。水を差す、とはまさにこのことでしょうな。でもイコールコンディションで走れそうですから、より繊細により丁寧に、日ごろの真価を発揮していただきたいと思います。関越と浅間台のお客さんに、届け!


「蒼穹の昴」(1・2・3・4) 浅田次郎


 天才だね、学者だね、浅田氏は。この作品を書くために小説家になったとまで言われる、まさに心血注ぎ込んだ力作。清朝末期、ばーさんの占いを信じて自らおてぃんてぃん切り落とし、西太后に仕えた糞拾いの子、チュンル。その義兄弟で国家試験を首席でパスして皇帝に仕えたウェンシウ。時代の激流に身を投じた二人の若者の物語が壮大な中国史を背景に語られます。中国ですから漢字がいっぱいです。全4巻ですから1500ページもあります。がっ、最初10ページも読めば、なにいいい!うわあああ!このさきどーなる!?ってな具合に進む進む。ウィキペディア開いて当時の史実と照らし合わせながらだとなお良しです。では、再見(サイチェン)。

2007年3月10日(土)

 右の語句から連想するものを答えよ。桜、第二ボタン、涙。
答え:サプライズ コンサート

 息子の中学校の卒業式が終わりました。といっても、息子はまだ1年坊主なので鼻くそほじりながら送る側のお飾り役だったのですが。息子に聞くところによると、卒業する3年生は、女子も男子も、たくさん泣いてたそうです。
へえ〜、今時のは泣くんだ〜、と偉く感心し、女房に訊ねたわけです。

「お前どーだった?」
「記憶にない」
「そーだよな、お前が泣くわけないよな」
「ちょっとそれどーゆー意味よ!」
「どーもこーもキモイし」
「失礼ね!私だって1年生のお別れ会の時は泣いたんだから!
 好きだった太田君がギターで『ジョニーの子守唄』を歌ってくれて」
「ジョニーが来たなら伝えてよ2時間待ってたとーってやつか」
「違うしッ!」

(稚拙な会話が続くため略)

「で、あんたは?」
「オレもぜんぜん記憶にない」
「私のウィンナー、誰か食べたでしょ!!!!!」

(稚拙な会話が続くため略)

最近の中学生は泣くんですね。
そうとうストレスが溜まってるんじゃないでしょうか。




今日は皆さんに素敵なプレゼントがあります。

ザワザワザワザワ。

皆さんのご卒業を祝ってわざわざ駆けつけてくれました。

ザワザワザワザワ。エー、ウッソー。サプライズ?

サプライズコンサートです!

きゃああああああ!きゃああああああ!

育成会会長で「兄弟舟」。はりきってどーぞ!

きゃ・・・・・・

波の谷間に命の花が ふたつ並んで咲いている〜♪

ある意味、サプライズ。

2007年3月9日(金)

 今日の星占い。
いて座  ★★☆
マイケルが鉄拳に見えてしまうでしょう。
(当ってる・・・)  エグゼです。


 昨日の朝、サイトの更新をサクサク済ませ、さて、月初恒例のセルフサディスティックな儀式、お取引業者各社様へのお支払でもしようかなっと、ひとりネットバンキングの画面に向き合いながらヘッドバンキングしたんですが。

机の引き出しに溜めておいた毎月おなじみの封筒の束。
各社様からの送られてくる「請求書在中(重要)」の封筒を、切っては投げ、切っては投げ、たまに紙飛行機にして飛ばしながら遠くを見たりして。

○○社様、ビリッ(封を切る)、カタカタカタカタ(入力)、カタッ!(振込み実行)。
##社様、ビリッ(封を切る)、カタカタカタカタ(入力)、カタッ!(振込み実行)。
**社様、ビリッ(封を切る)、カタカタカタカタ(入力)、カタッ!(振込み実行)。
OSCC社さm・・・ビリッ(封を切る)・・・

あら、受理書、着てたん?
あんた、いつ、この引き出しに入りはったん?
いややわぁ。


請求書の山に埋もれて引き出しの肥しになってやんの。
とりあえず、ヘッドバンキングしときます。(激しくゴメンなさい)

2007年3月8日(木)

 下着のCMの菊川怜に、む・ちゅ・う♪ ワコール、グッジョオオオオブ!!
ということで、僕も今日からバイオリンでも弾こうと思います。

キュ・・・ギュー・・・ギィギィギィーーーー・・・・

 話は変わりますが、(変わるんかい!)
昔、浜田朱里(はまだじゅり)さんっていうアイドル歌手がいたんですがね。ブレークしたのは、私が高校生ぐらいの時だったかな。でね、当時ね、この人がもしも千昌夫さんと結婚したら千朱里って、うわぁぁぁぁどーすんだよ!とかね、思ったことを思い出したわけですよ。


受理書が来ないからさ・・・・・。   _| ̄|○


と、思、つ、た、ら、っ! エントラントリスト出てました。
101番!タイヤメーカー「¥」の中島です!!・・・・_| ̄|○
ない金搾り出して買ったからでしょうか。

2007年3月7日(水)

 全日本第1戦の受理書がまだ私の手元には届きませんが・・・
全日本第1戦の金曜日練習会の締め切りと、全日本第2戦の申込の締切が、ともに3月9日と2日後に迫ったので、今日出さないと間に合わないわよっ!買えるかどうかわからない商品に94,000円を2回に分けて前払いする陰鬱な気分なわけですが。明日、不受理の通知が届いたら心が張り裂けるだろうな。
ネタとしてはかなり面白いだろうな。(サイト管理人の性)

 先日書いた「折れたアンテナ」の反響が予想以上でして、応援メールを何通か頂きまして、なんつうか・・・マンモス☆うれぴー!!(サイト管理人の性)
・面白かった!
・予想外の展開!
・この部分のこの文章が好き!
・抱いて!
・見積りまだですか?
などなど、沢山ちょーだいしました。
心より感謝いたします。
女房に抱いていいか確認してみます。
見積り速攻送ります。

2007年3月6日(火)

 半年間貯めた廃タイヤ200本を、昨日処分しました。
近所の処分場まで、エブリーで8往復しました。
今日、尻が筋肉痛になりました。
次回はこんなに貯めないうちに処分しようと思います。
13日の実習申し込みは、本日締め切りです。
では、また明日。ばいなら。

2007年3月5日(月)

 お待たせしました。最終話です。
正直、長いです。ははは。

■折れたアンテナ (4)

 矢板インター管理事務所の事務室内で、大野は書き終えた作業日誌の上に度の弱い老眼鏡を置いてお茶を一口すすった。長年勤めた料金所の業務も徐々に合理化され、それとともにずいぶん無機質なものになった。その極めつけともいえるETCシステムの導入には、大野をはじめ同じ世代の同僚達は皆、引導を渡された気分だったに違いない。それは導入当初のETCシステム講習会で息子ほどの歳の若者にカタカナとアルファベットと数字の羅列を詰め込まれたとき、より現実味を帯びて大野の心に重くのしかかった。半分も理解していないだろう。でもそれでいい。あと5年しのげば無事お役御免となる。
 事務室の窓の外の暗闇には水銀灯の明かりを受けて赤黒く反射する料金所ボックスが、若草色に彩られた無人ゲートに挟まれて佇んでいる。何度も塗り重ねられた赤いペンキとすす汚れは、まるで年輪のように幾重もの層をなし、その一層一層に大野の思い出と経験も塗り込められていた。
 釣銭と一緒に手渡した飴玉に喜ぶリアシートに座る無邪気な子供の笑顔を、このところよく思い出しては懐かしさにひたり、漠然とした切なさに心が締め付けられるのであった。

 応接用のソファーに腰掛け、開いた新聞に目を落としている臼井は、毎日、夜勤には早すぎる時間に出勤し、もてあました時間をこうして潰していた。反射シートが胸と背中にV字に施された夜間作業用のベストをすでに着込んでいる。大野と同年代の臼井も、大野と同じ様な思いで毎日を料金所ボックスに篭り過ごしていた。妻がこさえた座布団をイスの上に敷いて、最近めっきり台数が減った現金清算の車と、時間が過ぎ去るのをじっと待つのである。ETCゲートを通過する車の音を背中に聞きながら、彼らに自分の存在は見えないのだろうといつしか思うようになっていた。

 事務室のつい立の裏にある受付窓口のガラスが引かれる音に、大野と臼井は互いの顔を見合わせた。すみませんという来客の声が聞こえ、大野は、はいはいと見えない相手に返事をしながら湯飲みをデスクに置き、壁の時計に目をやる。時計は午後6時を少し回っていた。管理事務所の窓口業務は終了し、入り口の自動ドアの電源とロビーの照明は落としているというのに、いったい誰が何の用だろう。立ち上がりながら臼井をもう一度見たが、彼の視線は新聞に戻され無関心に思えた。

 薄暗い窓口から、黒いツナギの様な物を着た40歳ぐらいの男が顔を覗かせていた。短く刈られた頭髪に無精ひげを生やし、人相は決してよいとは言いがたいその男が、どうしましたという大野の問いに、予想に反した腰の低い物言いで話しはじめた。

 中島は決してアンテナが壊れたことに対する保証を求めるつもりはなかった。ただ原因が知りたかっただけなのだ。疑わしき車載器の異常も、帰路は全く正常だったことにより原因の候補からほぼ脱落した。そうとなると、バーは開かなかったということはない、という確信すら、もはや揺らぎ始めていたのだ。
 中島が矢板ICの管理事務所を訪れた本当の目的は、矢板ICのETCゲートを通過した今朝の自分を見ることにあった。そこに全ての原因が撮影されていると考えたからだ。

 窓口に出てきた人のよさそうな年配の男性の胸には「大野」の名札がぶら下がっていた。中島は大野に、今朝の出来事をありのままを話し、最後にこう付け加えた。
「で、こういうケースの場合どうなんでしょう。ETCのゲート側に問題があって結果的にアンテナが折れたとしたら、修理とかどうすればいいんでしょうか」
 ただ単に原因が知りたいからビデオを見せて欲しいと申し出て、はいそうですかと見せてくれるとは思えなかった。従って、さも保証を要求しているかのようにほのめかし、公団側が事実調査に乗り出さざる終えないように仕向けたのだった。

 大野は中島の思惑を飲み込んだらしく、少々お待ちくださいと言ってつい立の向こうに戻り、郡山ICに電話をつないだ。電話中の大野の声はつい立越しに中島の耳にも届いた。
 まず、今朝7時41分に郡山ICのETCゲートがデータなしカードのエラーにより停止した事実確認が取れた。続いて、客がその時アンテナが折れたと訴えていると電話の向こうに伝えた。その後、返事だけのやり取りが少し続いて大野は電話を切った。
 窓口に戻った大野は折り返し電話が掛かってくるのでしばらく待つようにと中島に言った。
 折り返しの電話を待つ間も大野は中島を気遣うふうに話しかけた。
「今朝ここを通過したのは何時ごろですか」
「6時20分前後だと思います」
小山を出た時間からして妥当な線かそれより少し遅い程度だ。それは東京でぶどう色の太陽が上がり、中島がさくら警察署の前で橙色の太陽を見てから20分ほどたってからのことだった。中島にはずいぶんと過去のことに思えた。
 そして中島の期待に答えるかのよう、大野が訊ねた。
「ビデオで確認してみましょうかね」
「ぜひ、お願いします」
車の特徴を中島が伝えると、それはわかりやすいですねと優しく返し、大野は臼井にビデオ再生を指示した。

 しばらくして電話のベルが鳴り大野が受話器を取る。
「はい。はい。いまここにいらっしゃいます」
「はい。たぶん保証して欲しいということだと・・・」
その声を耳にして中島は少々居心地が悪くなった、が、後へは引けない。

 一方臼井は先ほどからビデオデッキに人差し指を置き、早送りと再生を繰り返していた。その画面を中島も見たかったが、中島から見えるのは口を半開きにして画面を見上げる臼井の顔だけで画面は見えない。

 大野が受話器を持って窓口に戻り、受話器の口を手で押さえながら、先方と直接話をして欲しいと中島に訴え受話器を手渡した。
「営業の木原と申します。このたびは大変ご迷惑をお掛けしました」
 営業としての100点満点の口上が受話器から聞こえた。中島は状況を改めて伝え、木原はETCシステムの稀にある問題を口にした。

「ETCシステムは、ゲート通過時、ゲートと車載器の間で2回の通信を行っています。1回目はゲート入り口で行われ、この時は車載器とカードの状態を通信し、正常ならばバーが開きます。2回目の通信はゲート通過中に行われ、カードに書き込む通過情報を通信しています。つまり1回目の通信が正常で2回目の通信に何らかの障害があったとしても、バーは開き車は通過することが出来てしまうのです。但しその時は出口側に設けられた電光掲示板にエラー内容の表示が出るようになっています。しかし運転手がそれに気がつかなければ、異常には気がつかずそのまま通過してしまうでしょうね。今回のケースはこれかもしれません」

 新たな知識に中島の目からウロコが剥げると同時に、新たな仮説に色めきたった。これならば全てが納得行く形で整然と型に填るのである。これだ、これしかない。この万に一つの稀な現象が、今朝、ここで、自分の車に起きたのだ。
 臼井の横に大野も並び、画面に現われるRX7を捜し続けていた。RX7がゲートに差し掛かり、バーが跳ね上がり、一見何事もなく通過する姿をその画面で見つければすっきりできる。興奮した中島には受話器の声が遠のいていたが、次なる木原の声が中島の意識を受話器に引き戻した。
「このようなケースの場合でも保証はいたしかねます。なにとぞご了承下さい」
丁寧に、慎重に、押し殺すかのような声だった。
「はい、わかりました。大丈夫です。かえってご迷惑おかけしました」
 木原にとってはあまりに拍子抜けする返答だったかもしれない。緊張した声色が明るく変わり木原からの電話は切れた。

「見つかりましたか?私のRX7」
中島は画面に見入る大野に声をかけた。
「まだです。あ、電話終わりましたか」
「はい、ありがとうございます」
「で、どうなりました?保証とかは」
「キッパリ断られました。けど納得しましたから」
「そうですか。それならばまー・・・」
大野はすっかり画面に集中していた。
 臼井はいつの間にか画面の前から姿を消していた。

 しばらく中島が待っていると、大野が怪訝そうな表情でカウンターに寄ってきて、中島に言った。
「おかしなことに見つかりませんねぇ。一応6時ちょうどから7時まで調べてみたんですが、それらしき車が見つからないんです」
保証の枷(かせ)から解き放たれたことにより、公団側にとっては無意味になった原因究明の映像を、まだ根気よく捜し続けている。映像が見つからないことを残念そうに語るその声に中島は大野の暖かさを感じていた。
「コマ飛びとかしてるんですかね」
食い下がる思いで中島がいった。
「こっちきて見てみますか?」
大野が中島の悲願を汲み取った。

 臼井が事務室の内鍵を開け、先ほどまでつい立にはばまれていた事務室内に中島が一礼をして入る。雑然とした事務室に並べられたデスクの上もまた、どれも雑然としていた。中島はためらうことなく、先ほどまで大野たちが見ていた画面の前に立った。

 画面は上下に二分割され、上半分は緑の背景に日付と時間のデジタル表示のみがあり、下半分はさらに左右に分割されていた。左半分は出口ETCゲートの映像、右半分は同時刻の入り口ETCゲートの映像が同時再生されていた。同時再生といっても媒体がいまだにVHSテープというのは中島には意外だった。各ゲートの映像は通過する車を前から撮ったものだった。
 中島は巻き戻しボタンを押して2月27日6時10分から早送り再生した。ライトを点灯した車が一瞬で通過するのを凝視し、未確認の場合、巻き戻して再生し見落とさないように注意を払った。6時20分ごろになるとライトを消す車が目立ち始める。デジタル表示は矢のように進み、6時50分になってもRX7は現われなかった。
 ライトの消灯と景色の明るさから言って、この時間帯にほぼ間違いはなかった。中島はもう一度、今度は前後10分間、範囲を広げて慎重に捜した。
 大野は自分のデスクに戻って中島の背中と画面を傍観していた。
 2度目を見おわって中島が独り言のように呟く。
「おかしい。何で映ってないんだ」
 苛立ちが声になってにじみ出た。

 中島は全ての仮説から導き出た答えの、物語の最後、証拠を暴露するクライマックスになってつまづいていることに、えもいえぬ苛立ちを味わっていた。まるで長編推理小説の最後の5ページが破かれたかのような。
 改めて記憶を紐解き整理し冷静に客観的に考え、ある対の言葉が突然浮かび上がった。それは水中から小さな気泡がゆらゆらと上昇し、水面に浮かび、即座にはじけて開放されたかのようだった。

 バーが開かなかった記憶はない。

 バーが開いた記憶もない。

中島はその対の言葉を心で反芻した。そして立ち尽くしたまま、消え入りそうな小さな声で呟いた。
「ETCのゲートを通ってなかったのでしょうか・・・」

 その言葉を逃さなかった大野が、はっと何かに気が付き立ち上がる。画面の前のデスクに駆け寄り、そのデスクの上の年期の入った木箱の中から一枚の通行券を取り出した。
「フワタシ、27日6時34分、ナンバー末尾20」
中央に「不渡」の朱印が押された通行券の、磁性体の帯の上に印刷された羅列数字とその意味を読み上げた。

 中島の脳裏にRX7の登録ナンバーが一桁ずつ読み上げられ、背筋に汗が伝う。
4、3、2、0
新たに急浮上した仮説は、今まさに事実として君臨しようとしている。それは中島にとって信じがたい仮説ではあったが、抗う気力すら失われるほど打ちのめされていた。一気にパズルが組みなおされ、一瞬で最後の一コマを残して突きつけられたのである。

 大野がキャビネットから新たなテープをデッキに挿入し、早送りした。画面のデジタルが無情に時を高速で刻み、6時33分50秒で停止した。大野が再生ボタンを押す。先ほどと同じような分割画面が現われた。ただ先ほどと違うのは、これはETCゲートではなく、その隣の自動発券機のレーン、つまり一般車専用レーンだった。

 6時34分20秒。画面の奥から一台の乗用車が近づいてきた。徐々に大きくなるその車が自動発券機のレーンに進入する。鮮明な映像は残酷な事実を淡々と綴った。それは青の楕円の中にEXEの文字が抜かれた大きなステッカーをボンネット貼った、シルバーボディーのRX7だった。自動発券機から通行券が吐き出される。それを無視し、停車もせず通過したRX7には、疑いも躊躇も罪悪感も感じ取れない。ただ何事もなかったかのように通過し、発券機に刺さったままの通行券が虚しく取り残されていた。
 大野は一時停止ボタンを押しスロー再生で巻き戻し、RX7の通過の瞬間を捉えて静止画にした。
 呆然と立ち尽くし虚ろな目で静止画像を見上げる中島の顔を見ることはできなかった。

 深々と頭を下げ、何度も謝罪の言葉を繰り返し、中島は矢板IC管理事務所を見送られて出ていった。
 大野は帰宅の支度をしながら、通行券を手渡しにしていたころを懐かしんでいたら、また飴玉に無邪気に喜ぶ子供の顔を思い出していた。

 ラジオの聞けない無音の空間で、中島の折れた心もまた無音だった。自らが招いた愚行とはいえ、そのあまりに信じがたい出来事に、己を恨むことも、あざけることも、あきれることもできなかった。心の中は大きな虚無が漂い、その片隅には暖かく灯された、別れ際の大野の笑顔が残るだけだった。

完。

2007年3月4日(日)

松本 「ところで滝川さん。宇多田ヒカルさん、離婚しちゃいましたね」
滝川 「そのようですね。いやー、驚きました」
松本 「うそつけ、すると思ってたくせに」
滝川 「・・・・・」
松本 「楽屋で『本命単勝1.1倍』とか言ってたじゃないですか」
滝川 「松本さん、そういうことは・・・」
松本 「所詮ガキのママゴトとか言ってt・・・」
滝川 「以上、ニュースJAPANでした」


(昨日の事故状況)
エグゼスポーツ敷地の奥のアメ車ガレージのさらに奥に、市内プレス工場が借りている金型倉庫があります。その工場の人が3日13時すぎに、倉庫に用があって訪れたとき、事故が発生しました。
 エグゼスポーツの前の片側1車線の県道を、4号バイパス方面(西)から走ってきたトラックが、エグゼスポーツ入り口の手前で減速し、右にウィンカーを出して曲がり始めたら、そのトラックの後方を走っていた乗用車が、減速したトラックを右側(反対車線)から追い越そうとし、両車が接触したのです。乗用車は左側面をトラックの右前角に擦りながら、進路をさらに右に押し出される恰好になり、ちょうどエグゼの入り口の歩道の縁石の切れ目に浅い角度で進入し、歩道を斜めに横切り、高さ50cmほどのエグゼの花壇(枯れ切ってますが)を斜めに乗り上げ、エグゼの敷地であるコンクリート上に着地して停止しました。犬までの距離約1m、看板の鉄柱まで約2m、タイヤチェンジャーの建物の壁まで約3mという、まさに寸止めだったわけです。
被害状況は、怪我人はなし。トラックの右前角ウィンカー等が破損。乗用車は左側面を全長に渡りへこませ、左側窓が割れ、花壇のブロックを乗り越えたときと思われる右前タイヤバースト及び鉄ホイール変形。
 無謀にも右折者を右から追いこそとした乗用車の運転手は70歳ぐらいの老人で、補聴器を装着していて、受け答えは極めて不自然、挙動も不自然という、事故による放心とも思えぬ放心っぷりでして、ダイジョウブデスカ?って感じでしたがシラフの模様。
 歩道に歩行者がいなくて良かった。花壇の前にお客様のお車がなくてよかった。犬が轢かれなくて良かった。でも、建屋と朽ちかけた看板鉄柱を壊してくれたら保険で作り直してもらえたのにと思うと、惜しい!あとちょっ・・・(自粛)。

(お客様各位へ)
 エグゼにお越しのお客様は下記事項に充分ご注意ください。
・後続車の有無と、その車間距離の確認。
・ウィンカーは早めに出す。ブレーキ踏む前に出せば尚良し。
・右折の場合、車線右側(中央線側)にきっちり寄せる。
・減速は充分手前から。充分減速して。
・歩道の歩行者、入り口から出てくる車の有無を確認。
・ゆっくり入ってこないと入り口で下回りをガリッ!すっから。
・SA1の人はムダに元気よくヒール&トーとかしなくていいから。

以上のことに充分ご注意頂きお越しくださいますようお願い申し上げます。

2007年3月3日(土) D

 現場から中継です。



おまわりさん、ご登場♪
一件落着?

以上、現場からエグゼがお届けしました。

突っ込んじゃったじーさんの車のタイヤをスペアーに交換してあげたら
お小遣いくれました。テヘッ♪

2007年3月3日(土) C

 現場から中継です。



白昼の恐怖!
警備犬エグ、寸止めの恐怖におもわずチビる!!
建物までわずか3mで停車。あわや大惨事!!

2007年3月3日(土) B

 現場から中継です。



他車(写真右トラック)と接触したじーさんの乗用車(写真左)が
歩道を横切り写真の盛り土を乗り越えて
エグゼスポーツに飛び込んできたあああああ!
オー・マイ・ガッ!!

2007年3月3日(土) A

 だからさー。
なんでこう、ネタが次から次へ、って

うわあああああ!

事故車が我が社に突っ込んできた!!

2007年3月3日(土)

 狭いながらも汚い我が家。(とりえなし)
自宅の集合借家のガス料金とガス会社のことでもめております。
なんでこう、次から次へとネタが転がり込んでくるんでしょうか。

 今日は雛祭りですか。そーですか。
かわいい娘さんのいるご家庭は、さぞ、盛り上がってるんでしょうね。

メイちゃん、メイちゃん、はい、こっち向いてー。
ほら、これなんでちゅかー。
お人形さん、かわいいでちゅねー。
メイ:「ダー」 (人形の首、抜きながら)
あらら、そんなことしたら、お人形さん、イタイイタイでちゅよー

とか盛り上がってるんでしょうね。いいなあ。

2007年3月2日(金)

 「すさまじい性癖の持ち主だと聞いてメールしました」
 最近同タイトルのメールを連日連夜、日に2、3通も頂くわけです。もちろん開かずに即ゴミ箱行きなんですけどね。こうも毎日同じタイトルを目にしてしまうとですね。

そ、そうかな、
オレって、すさまじいのかな。(少し照れながら)

とか思えてくるのが不思議です。ああ、これが洗脳ってやつですね。


■折れたアンテナ (3)

 サーキットに到着する直前まで、中島はかすかに流れるラジオの音に気がつかなかった。なぜ入り口の矢板ICでカードに情報が書き込まれなかったのか、そればかりを考えていたのだ。
 出口の郡山ICで、カードに入り口情報が書き込まれていないということが明らかになった。ゲートでエラーが出て、料金所ボックス内のカードリーダーでもエラーが出たのだからこのことは疑う余地もない。
 ここで仮説を整理すると、まず、車載器もしくはカード本体の突発的な故障が考えられる。もっとも濃厚な仮説だった。もうひとつは、想像するのもおぞましいが、矢板ICのゲートですでにエラーが出ていたにもかかわらずそれに気付かず突破した、ということも・・・。そこまで考えて、いや、ありえん、と思わず声に出して首を振った。目の高さにあるバーが開かなければいくらなんでも気付くはずだ。あの瞬間の迫りくる恐怖と咄嗟のあきらめは、例え脳が眠っていたとしても、視覚さえあれば叩き起こされるぐらいの迫力がある。ではよそ見をしていたのか。いや、それもない。狭いゲートを通過するのにバーが目に入らないほどよそ見をするとは考えにくい。とするとやはり車載器の故障しかないではないか。仮説の整理のつもりが結局結論に至ってしまったのは、ご都合主義の過失の否定が強固な根を張り巡らしているからに違いない。
 ゲート通過後に「通行できます」としゃべる間抜けなボイスに意味を見出せず、見切りをつけたのは半年も前のことだった。いまさらながら、ボイス機能をキャンセルしていたことを悔やんだ。車載器が正常かどうか、帰りに確認する必要があるな。車載器の緑のランプに目を落とし、中島はそう思った。

 絶好の小春日和に恵まれ、サーキットに到着した時には中島の心に漂っていた暗雲もすっかり消え失せて、晴れやかな気分を取り戻していた。参加者達はすでに到着していて各自の荷物を車から降ろしていた。初心者限定にしたつもりが地区のチャンプの称号を携えた者が三人もいることに苦笑したが、それでもこうやって集まってくれることはありがたいことだと微笑んだ。
 中島が初めてその異常に気が付いたのは、朝の挨拶を軽く済ませてからRX7のリアーゲートを開けようとしたときだった。右リアーフェンダー上部から伸びたオートアンテナは、本来天に向け垂直だったはずだ。しかし、今目の前のアンテナは、水平となす角約30度に根本から折れ曲がり、車体後方に長く突き出ているのだ。中島は思わず「あ゛」と「な」の中間の声を上げてその場に固まった。
−未来の車みたいでかっこいいかも−
そう思わなければこの事実は受け入れがたいほど錯乱していた。まるで愛しい人の髪にそっと触れるかのように手を差し伸べ、その無残で痛ましいアンテナに触れた。
「アンテナ、どうしたんですか?」
 誰かの問いかけにはっと我に帰り、次の瞬間ETCのバーがこのアンテナを絡めるようにへし折った様子がありありと思い浮かんだ。間違いない、あの時だ。あの時は平静を装ったつもりで実は動揺していた。だからこのスーパージェッターに標準装備されたかのような異様なアンテナに気付かなかったのだ。三歩さがって車体の全景を眺めれば、斜め30度後方に車体から50cmも飛び出たアンテナは、全体像の調和から完全に逸脱した浮きっぷりなのだ。中島は苦笑するしかなかった。
 何の期待もせず修復に挑むと、予想通り、直径8mmほどの薄肉のパイプは、虚しくぺちっという断末魔と共にあっさり根本から破断した。鉄くずのドラム缶にそれを無造作に放り投げ、オートアンテナアッセンブリーの出費を想像し肩を落とした。棒だけで部品が出ないものか、と願った。

 中島は好奇の目を輝かせた参加者たちに今朝の出来事を簡単に話し、だからETCのバーで折れたのだと力なく答えた。参加者達は一様に同情の表情を浮かべるも、どこか笑いを堪えているようにも伺える。人の不幸は蜜の味なのだ。
「道路公団が弁償してくれるんじゃないですか」
参加者の一人があっけらかんと言い放った。
 その可能性はゼロに等しいと中島は思った。車載器の異常である可能性が濃厚であることと、それ以前に、止まりきれない速度で通過したのはこっちの非なのだ。
「それはムリだし、そこまでしなくてもいいし・・・」
言葉尻の歯切れの悪さは、可能性が完全にゼロとも思えなかったからだろう。
 道路に開いた大きな穴にタイヤを落としてホイールを歪ませた知人が、行政に損害賠償を求め、みごと認められたという前例が中島の記憶にあった。ETCという比較的新しいシステムには尚のこと寛大なのではないか、と根拠のない希望的憶測が中島の憔悴した脳裏をかすめ、すぐ消えた。今回の場合、当てはめるべきではない。道路公団相手に言いがかりにしかならないことは容易に想像がつくのである。責任ある大人のすることではないと自らを戒め、せこい考えをきっぱり棄てた。
 一方で、こういうケースの場合道路公団はどのような対応を取るのだろう、と純粋な興味がふつふつと湧き上った。そしてなによりも一番、本当の原因が知りたいのである。
 全ての答えが矢板ICの管理事務所にあるのではなかろうか、と中島は考えた。

 陽もすっかり西に傾き、朝日の頃と同じような橙色に染まる黄昏の中、大型ショッピングモールの観覧車が小さな箱に小さな幸せを詰め込んでゆっくりと転がっている。そんな美しい景色も意識の表層をさらりと流れ、染み入ることはない。ラジオ電波を捉える術を失った車は、エンジン音とロードノイズが虚しく篭る不快な箱だった。中島はスモールランプのスイッチをひねると同時にウィンカーを左に起こし、緊張した面持ちで郡山ICに入っていった。もう一度車載器の緑のランプに目を落とし、バックミラーで後続がいないことを確認してから、停まるような速度でETCゲートに侵入した。ピッと車載器が発し、バーが跳ね上がり、前方の表示機が「通行可」に変わった。
 揺らぐ思いを引きずりながら東北自動車道を南に走っていた。寄るべきか、寄らざるべきか。原因が知りたい。中島がそこまで原因にこだわるのには訳があった。朝、矢板ICの入り口ゲートでバーが開かなかったという記憶は断じてない。そこに揺らぐ思いの震源があった。つまり裏を返せば・・・。

 矢板ICのETC出口ゲートに慎重すぎるほどの微速度でヘッドライトを点灯した一台のRX7が通過した。直後に左のウィンカーが点滅しゆっくりと弧を描いて管理事務所の駐車場に入り停車した。消灯とほぼ同時にどろどろと低音を響かせた排気音が止む。その運転席から降りてきた男は、重い足取りで管理事務所の短い階段を登り、すでに電源を切られた自動ドアをこじ開けて建物の中に姿を消していった。のちに同じ階段を、打ちひしがれて下ることも知らずに。

次回、誰も知らない驚愕の最終話は月曜日の予定。

2007年3月1日(木)

 1月と3月が2月に1日ずつわけてあげれば、4月まで30日が続いてスッキリすると思うのだが、いかがなものか。

■折れたアンテナ (2)

 衝撃はなかった。実際、ばふっという音は車内の中島には届かず、ただ単に視覚が聴覚を惑わしただけか、もしくは過去の記憶が蘇っただけかもしれない。いずれにしても、スポンジ材で出来たバーの重量は極めて軽く、ボディーへのダメージはないことを知っていた。なぜなら中島は過去に2回、バーに当ったことがある。

 一度目は奈良県でカードを入れ忘れて当り、前方を走る友人にバックミラー越しに目撃されて失笑をかった。このときバーの材質と重量感と当ったときの音を知った。
 2度目は福岡県で道に迷い、高速道路に乗ったはいいが、そこは関門海峡のすぐ西にある山口県方面にしか行けないインターだった。やむおえず目的地とは逆の方面、つまり関門海峡を一度渡り、直近の山口県側のインターまで進み、出口ゲート前でUターンしてから再び関門海峡を渡り福岡県に戻り、先ほど乗ったインターを通り過ぎて次のインターで降りたときエラーが出てバーが開かなかった。東にしか行けないインターから乗ったにもかかわらず西のインターで降りようとした、ちょっとしたイリュージョンをやってのけたのだ。このときは状況がさらに悪く、一緒に移動した知人をも迷走の巻き添えにして、さらに別の知人にその無様な姿を偶然目撃され、携帯で動画も撮られたというオマケまで付いた。
 1度目は単なる不注意で、2度目はETCシステムを舐めた無知の結果というわけだ。

 そして今日、3度目のバーに当った瞬間、中島の脳内では無数の思考が駆け巡り交錯し、その根底には直感的に断定した”今回は自分に落ち度はない”という過失の否定が根を延ばし始めていた。それは”通いなれた道をいつもの通り走っただけ”ということが導き出したひとつの結論だった。
 ETCのバーは正常に作動すれば左右が弧を描いて上に跳ね上がるものだが、車体で押し開かれた郡山ICのバーは観音開きのように開き、そのまま開きっぱなしになった。中島はブレーキペダルに乗せた右足をそのままに、バックミラーを覗く。そこには大型トラックが減速しながら自分に続き、ETCゲートに進入しようとしているのが見えた。前走車が引き起こしたエラーにより即座に青から赤に切り替わった信号灯に気付いたのか、開きっぱなしのバーに異常と感じたのか、ともかくトラックはETCゲートの真ん中で溜息にも似た排気ブレーキを開放して停車した。
 中島は後続のないことをミラーで確認しながら左路肩に停車し、バックで料金所に近づく。このとき、中島の頭の中は、現状把握と行動判断と原因推理とで混沌としていたが、過失の否定の根は着実に伸び続けていた。
 ゲートに二人の係員が慌てたふうに駆けつけた。一人は制御盤らしきボックスの扉を開けてシステムの復旧をし、一人はゲートを塞いだトラックの誘導をしていた。トラックは中島と反対の右路肩に停まると、サングラスを掛けた若い運転手が憮然とした表情で降りてきて係員と立ち話の末、カードを手渡した。
 ゲートの前にはあっという間に渋滞の列が出来上がり、待ち切れないドライバーは両脇の料金所に進路を変え、苛立ちと怒りの排気を撒き散らしながらRX7の傍らを過ぎ去った。

 この状況下では、ただやかましいだけの雑音となったラジオのボリュームを一気に絞り、中島はまず車載機の状態を確認した。いつもと同じ、LEDはグリーン色に点灯し、正常を示している。そもそも今まで一度もエラーは起きず、カードの抜き差しすらしていないのだから疑わしきは、ここ、郡山ICの出口ゲートに違いないと思っていた。カードを抜き、粗方の事後処理を手際よく済ませた一人の係員に歩み寄った。
「すんません。なんか開かなかったんですけど」
謝りながらも、自分には心当たりのないことだと含みを持たせ、カードを手渡した。
 矢板から乗ったことと登録ナンバーを伝えながら、まるで職員室に連行されるすねた生徒のように係員の後を追った。料金所のボックス内のカードリーダーにカードを差し込み、係員は解せない表情で首を傾げた。
「カードに入り口のデータが書き込まれていませんが・・・」
 そんなこと知るか、という返事を飲み込み中島は冷静に答えた。
「でも、矢板では普通に通れましたけど」
係員はその訴えには返事をせず、ちゃんと通勤割引しておきましたからといちいち付け加えてカードと利用証明書を差し出した。
 復旧したゲートを通る車から注がれる白い視線と、何食わぬ顔を装ったこの係員の心の奥底に芽生えたであろう疑念を背中で跳ね返しながら中島は車に戻っていった。納得できないわだかまりがないわけではなかったが、直接の被害もなかったので、気分を元通り戻すことは簡単だった。
 このときすでに愛車に起きていた変化には気付かず、中島はサーキットに向けて走り出した。

つづく



目次

2007年3月ぶん