参戦記 (2011年)



大会名称 日付 場所 天候 クラス 結果
全日本ジムカーナ
第3戦
2011年6月11〜12日 TSタカタ
サーキット(広島)
ドライ
ウェット
PN1 1位

 PN1クラスの盛り上りやフィットの可能性について、ひとつの扉を開くことが出来たことを心より嬉しく思う。昼のパドックウォークの時間に私のフィットの前に子供を立たせて記念撮影をしてくれたギャラリーがいた。次はフィットにしようかと考えている若いギャラリーの質問に答え、自信をもって勧めておいた。決勝の結果は親子の写真に華を添え、悩める若者には決心と夢と希望を与えたかもしれない。PN1クラス面白そう。フィットRSいいじゃん。私の優勝が全国に無数の可能性の種を撒いたかと思うと身震いするぐらい嬉しい。やがてその種が芽吹いて今後のジムカーナ界が華やぐよう心から願うばかりです。

 裏を返せば今回の優勝に上記以外の喜びはない。金曜日も土曜日も決勝1本目も、ドライ路面では完敗しているのである。中間5位。50秒程度の前半区間で西野選手(デミオ)に1.3秒も遅れていては話にならない。彼がまともにゴールしていたら2秒はブッチギられてたかもしれない。そう思うと本物の勝利は実感できず、ただぞっとする他ない。

 西野選手の巧さは今のPN1クラスの中で群を抜いている。速さと書かずに巧さと書いた意味を読者は理解してほしい。私は素直に彼に学びたかったから、雨が降りしきる昼の完熟歩行は西野選手とともに歩き、1本目のドライビングをレクチャーしてもらった。悔やみきれない失敗を犯して2位に甘んじたにも関わらず、勝者に1本目の走り方を教える彼の寛大さには頭が下がる。もちろん私もウェットの走らせ方を教えた。お互いがお互いにない(足りない)走らせ方を交換した雨の完熟歩行は、他のPN1ドライバーを出し抜いて、実に貴重な時間だったに違いない。雨の2本目はお互いの言わんとしたことを試し、なにかをつかみかけたトライになった。だからきっと彼も今頃練習に行きたがってるに違いない。

 私はいつだって達人になりたいと思い続けている。他のPN1ドライバーも理想のドライビングを研究し、練習し、実践できれば達人になれる。全日本PN1クラスは達人集団だ、と周囲に思われるようになったら、選手としてこれ以上誇らしいことはない。猜疑心の眼差しはどこにだって付きまとうもんだ。各自が胸を張って達人への道を歩めばいい。全日本に限らず、全国のPN1クラスはいつまでもそういう場であってほしいと強く願っている。達人になれるクラス。ならば私はPN1クラスを愛して大切にしますよ。

 山越選手がいよいよ調子をあげて乗りこなしてきたことがとても嬉しく思う。表彰台に並んだ、私、西野選手、山越選手。この3人は昨年末の宇都宮でまっこう勝負を誓い合い、杯を交わした仲なのだ(笑)。SA1は森田-志賀野の達人ワンツーに個人最上位5位ゲットの中嶋選手。N2クラスは達人佐川君がわずかに及ばず2位に。おめでとう。そして土曜日の岡野選手のコースアウトも達人らしい見事なコースアウトでした。

 PNクラスのエンジンマウント交換が許されるよう、前戦の名阪でもJAFモータースポーツ局の人に口頭でお願いしたが、今回広島ではJAF宛ての嘆願書に署名した。高速走行は快適なのだけど、壊れてコストがかかるようでは望ましくないからね。

 帰ってPCメールを立ち上げたら、大量のお祝いメールが届いていて、改めて冒頭の喜びを実感したしだいです。応援いただいた皆様、ありがとうございます。さらに腕を磨いて精進します!次戦北海道がますます楽しみだが、それまで1日でも多く練習に行きたいね。


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