大会名称 日付 場所 天候 クラス 結果
06JAF関東ジムカーナ
第10戦
2006年9月10日 関越スポーツランド ドライ N3 6位

 萩原選手に出来て私に出来ないことがある。だからチャンピオンは萩原選手になった。この単純明快な当り前の結果だからこそ、あっけないほどにあっさりと受け入れることが出来た。それがせめてもの救いだ。中途半端に失敗したのではなく、完全に出来ないのだ。負けて悔しがるまで至らず、ただただ出来ないことが情けない。

(引き出しがない!)
 最終戦にふさわしく今年最も難易度の高いコースだった。前半区間はそれこそあっさりしていたが、フリーターン以降のゴール前のテクニカルは見事なまでのコテコテスーパーテクニカル。ここで何人もの地区戦ドライバーが足元をすくわれた。実際、パイロンタッチの総本数は今季ダントツに違いないし禁断のリバースギアーや大きな失速もよく見受けられた。中間タイムなどほとんど意味を成さない。そしてそんな設定に漏れなく私も捕まった。シリーズポイントを争う以上ペナルティーは厳禁で、それだけはなんとか避けられたものの肝心のターンが出来ないのである。2本とも同じところで同じように。。。狭い間隔に置かれたターンの連続にリアーをスライドさせるだけの初速が得られないうえ、快晴のハイグリップ路面にロックすらさせられなかった。練習でもここまでの悪条件は経験がないかもしれない。完全に引き出しがない。完璧にできた人はいったい何人いたことか。その証拠に180度と270度を完全グリップで誤魔化したのに入賞できたのである。

(チャンプに出来て私に出来ないこと)
 それでもさすが地区戦。勝つ人はまるで小魚のようにちょこまかと車の向きを変え近道をスムーズに走り抜けた。それが出来ない私はぐーの音も出ないほどに技量のなさを思い知らされる。2006年N3チャンピオンは誰よりも上手に出来た萩原選手に。これ以上に当たり前の結果はない。チャンピオン争いなど夢か幻か、こっけいにさえ思えてくる惨敗っぷりなのです。納まるべき人が納まるべきところに納まった結果を、一番納得したのは私かもしれない。萩原選手、おめでとうございます。チャンピオンに出来て私に出来ないことがある。

(マインドコントロール)
 チャンピオン争いの渦中にいながらプレッシャーも緊張もなく一日中平常心でいれたことは強くなったのか、図々しいだけなのか、それとも闘争心の衰退か。いずれにせよ良い精神状態で走りに集中できたことは何よりだった。何年か前だったらこのシュチュエーションにガチガチになりながらペナルティー必至だったに違いない。車とコースと自分、それ以外は全て不要なものとして切り捨てた。気持ちのコントロールは今季最高の出来だったと自負。緊張しすぎる人はぜひご参考に。

(N2クラスチャンプ決定 〜あまりに盛り上がったので〜 )
 N2クラスのチャンピオン争いに魅せられた。ラス前佐藤選手が優勝し、ラストゼッケン高橋選手が5位以下なら佐藤選手の逆転チャンプが決まる。こういう条件をわかりやすくアナウンスしてくれる阿久津アナも素晴らしい。1本目、佐藤選手1位、高橋選手4位。本人達には大変申し訳ないが出来すぎとも思える期待通りの微妙な順位に俄然盛り上がった。2本目、高橋選手の1本目のタイムが中盤ゼッケンに抜かれ5位、6位、7位と後退。流れは完全に佐藤選手に傾きつつあった。が、しかし、佐藤選手の5台前、炭谷選手が佐藤選手の1本目のトップタイムを抜かし一気に形勢逆転。高橋選手に追い風が吹く。佐藤選手は炭谷選手のタイムを抜かさんとロケットスタート。それを直後で見送る高橋選手の心境はいかに。これまた期待を裏切らない佐藤選手、中間トップで最終テクニカルに突入。と同時に高橋選手が激しくスタート!素晴らしいターンを次々と決める佐藤選手とアグレッシブに前半区間を攻める高橋選手にスタンドからは歓声が沸きあがる。必至にチャンプに手を伸ばす佐藤選手が最後の270度に差し掛かったその時!・・・ぬわぁ!パイロンを蹴飛ばした!!そして幻のトップタイムでゴール。。。このとき湧き上がったため息はすごかった。高橋選手、チャンピオン獲得おめでとうございます。ギャラリー前のテクニカルとそれを見事に決める選手と盛り上げるアナウンスはジムカーナの三種の神器に認定。

 これで2006年JAF関東ジムカナシリーズが終わった。エグゼからは2名のチャンピオンと多数のシリーズ入賞者が決まった。満足いく結果の方々にはおめでとうございます。皆様にお疲れ様でした。応援いただいたお客様、スポンサー様、読者様、ありがとうございます。

でも、私の2006年はまだ終わってませんよ。


                                 



 

参戦記