参戦記
 全日本最終戦で今年のイベントは最後と決めていましたがあることをきっかけに出場を決意しました。それは「出たいのに出られなかった人」の悔しさをまのあたりにしたから。別にその人のために走ろうとか思ったわけではない。ただその人と同じような思いが沢山積み重なって成り立つJAFCUPの栄冠をまた欲しくなっただけなのです。

(プレッシャーありました)
 振り替えば去年は勢いに任せてなんとなく転がり込んできたJAFCUPだった。今年はN車両規定が2年目になりN車両の台数も全国的に増え、必然的にレベルも高くなっていた。関東戦を見てもそのレベルの高さは一目瞭然で全日本戦と区別ができないほどである。実際全日本最終戦では関東地区戦ドライバーが二人も表彰台にあがる活躍を見せた。今年は去年とは違い追いつめられたプレッシャーを感じていたのでした。

(成功した予選方式)
 土曜日は公開練習ではなく公式予選という、ジムカーナでは聞きなれない運営が行われた。公式予選では本番同様2本のトライで順位が決まり、その順位にしたがって日曜日の本番ゼッケンが決まるのです。このことにより日曜日の出走順番を故意に実力より前ゼッケンに仕向けることもできるのです。でも、そんなことを実際した人はいないと思う。全国から集まった熱いドラバーですから土曜日からしっかり熱い走りをしていました。私も気合充分でポールポジション(ラストゼッケン)をゲット。ちゃんと表彰してくれたし賞金ももらいました♪なかなか面白い試みだと思った。その結果N1クラスは全日本チャンピオンがファーストゼッケン、全日本2位の選手がラストゼッケンという波乱の出走順位が実現してしまった。運営は大変だろうが新しい試みとして成功したと思う。

(マニア価格)
 駐車料金が1日1,000円、パドックパスが1日2,000円、観戦料が土曜日1,000円、日曜日が2,000円。2日間パドックまで入って観戦しようと思うと合計9,000円が必要です。駐車場ははるか遠くの砂利の空き地、観戦券だけでは簡易トイレはあるものの水道(手洗い)がない土手しか立ち入ることができない。高いですか?安いですか?女房は「高い!」と文句言ってました。地元紙の上毛新聞にも記事になっていたそうですがそれを見た義父も「高い!」といって見に来ませんでした。高いか安いかは支払う人の価値観ですが私が思うにこの金額はマニア価格ですね。新聞をみて何人が来てくれたのか、是非知ってみたい、いや知るべきだと思うのです。

(JAFCUPの必然)
 私もN3森嶋選手も連続2冠目を、N4宮嶋選手はなんと連続4冠目を狙い、偶然の必然で3人ともラストゼッケンになったわけだが結果達成できたのは宮島選手だけ。私も森嶋選手も2位で地区戦ドライバーに敗れました。表彰式のときに森嶋選手が私に言ってました。「JAFCUPは結局地区戦ドライバーが勝つんです」と。なるほど、去年の我々は地区戦ドライバーでした。宮嶋選手は今年も地区戦ドライバーでした。もちろんその通りなってないクラスもあります。しかし二人ともお互いのクラスの結果を見て、己を振り返れば同じことを考えさせられたのです。”思い入れが違う”。これこそがまさに必然なんだな。こういう考え方をいつも教えてくれる森嶋選手に感謝します。宮嶋選手、連続4冠おめでとうございます。

(攻めて悔いなし)
 2本目のゴール後に全てを出しつくしたため放心状態になった。パイロンタッチをしてしまったが全く悔いはない。それどころか走り全てに一瞬の悔いもない。2本目の路面状況が悪いことはわかっていたから、徹底的に攻めなければ逆転できないことは百も承知だった。ブレーキングもつめて、すべてのパイロンをギリギリに走ってやろうと思った。走っていてパイロンの角を踏んだのはわかった。でもそんなのどーでもいいとさえ思うぐらいに全く集中力に乱れはなかった。不思議ですね。こっけいですね。だって勝負にならない勝負をゴールまで一人でしていたんですから。でもこの思いに答えるかのようにアナウンスが私のゴールタイムを大声で言ってくれた。それがもの凄く嬉しかった。完敗です。

(またまた・・・)
 N3クラスは1本目の森嶋選手のトップタイムを関東チャンピオンの萩原選手が2本目に抜かして俄然盛り上がった。そしてそのタイムを関東2位の野島選手がさらに抜かし、同時にラストゼッケン森嶋選手がスタートした。さっきの自分を見ているようだった。結局森嶋選手は抜かすことができず野島選手の優勝が決まった。あ〜、土手で見ていたのが悔やまれる。野島選手がどれほどまでに喜んだことか、それを見逃したことが今回の最大の失敗だな。あとで野島選手の奥さんに祝福の言葉をかけました。ポロポロ泣きじゃくる彼女を見てまたもやもらい泣きしてしまった。JAFCUPって凄いね。人の気持ちをこんなに熱くするって素晴らしいね。野島選手、奥様、おめでとうございます♪

(有終の美)
 物事をやりとおし、最後をりっぱにしあげること。
2004年N2クラスJAFCUPウィナーは佐野光之選手です。彼はこれを最後にしばらく休憩、もしかしたら引退するそうです。車もこの後手放すそうです。彼がこの大一番にかける思い入れの端々を何度も耳にしていました。最高の幕切れを自分で手に入れましたね。まさに有終の美を飾った。本当におめでとうございます。心から拍手を送ります。そして今日ほど気持ちのいい負け方は後にも先にもないかもしれない。

志賀野さん、S1クラス2位おめでとうございます。サービスの田辺さん、一緒に走ったお客さん、応援いただいた皆様、ありがとうございます。

N2クラスウィナーの佐野選手からのコメント追加(11/8)

ありがとうございます。 投稿者:さのっち  投稿日:11月 8日(月)21時03分12秒
こんばんは。 
昨日は、お疲れ様でした。
公約どおり、オール下道で12時半頃帰宅しました。
その割には、疲れもなく眠くもなりませんでした。

エグゼさまは、今回のJAFカップ最初は参加されないと言ってましたから
さのっち的には、かなりトーンダウンしてたんですが・・・
やっぱり出る!と言われたその時、自分のJAFカップに対する
モチベーションがグ〜ンと上がりました。
もしも、エグゼ様が参加されなかったら、
あのような走りはできなかったかもしれませんね。
本当にありがとうございました。

それから、表彰式のコメントのことですが
あれは、直前まで言おうと思ってたこととは全然
違うことを言ってました。
本当は、明るくふざけたことを言うつもりでしたが
時間が経つにつれ、なんだか胸が熱くなり
マイクを持ったその瞬間に自然とあのコメントが
出てきていましたね。
正直、自分で何を言ったかもう覚えてないんですよ。
シャンパンファイトとバケツ攻撃!で流されちゃったみたいです。

自分の走りや、コメントで人を感動させる事が出きるなんて
最高ですね。一生で一番の思い出になりました。
ジムカーナをやってて本当に良かったです。
このことを自分の宝にして、これから頑張っていきます。
エグゼさまも、来年は全日本チャンプ目指して頑張ってください。

大会名称 日付 場所 天候 クラス 結果
JAF CUP 2004年11月6〜7日 関越スポーツランド ドライ N2 2位