参戦記
 ここのところお客さんにはしつこいぐらいに言ってきたこと。「車とコースと自分」これ以外に考えることはない。前日練習の順位やタイム差とか、勝てそうだとか負けそうだとか、勝ちたいとか負けたくないとか、そんなことに心を奪われてはいけない。そんなことは「コースで車を自分がどのように走らせるか」ということと何も関係ないのです。などと偉そうな事を言った手前、今回は常にこのことばかりを意識して考えていました。そしてこの考えに間違いがないことを確信しましたよ。
(N車でGO!と決めたわけ))
2002年にA車のEK9で走ったコースと全く同じ設定。しかも前日に雨が降り、本番当日の気温も似たようなもの。午前ドライ、昼休みにパラパラと降ってきて午後はまたドライということまで同じシチュエーション。私はこの2年前の全日本戦初参戦で翌年(2003年)のN車両での自分の可能性を見つけることができました。今のDC2を手に入れたのはこの直後です。このときも今回同様に非常に満足のいく走りが1本目からできたがトップとは2秒差、6位とは1秒差。しかし、私にはこの2秒差が限りなく小さく見えたのです。N車両規定の土俵の上でみんな裸足?で勝負すれば・・・。2年前のリザルトと比較するといろんなものが見えてきますよ。
(金曜日をパスしたわけ)
今回金曜日から入らなかったのにはわけがある。去年の金曜日にクラストップタイムをだしていい気になって本番はやりすぎて7番手だったから。去年の鈴鹿の参戦記を読み返せばわかると思う。私の場合ポイントはショートカットの攻め方や逆走にあると考えたが、金曜日にはショートカットも逆走もない。単純周回コースは過去に何度か走ったことがあり、どうあがいても同じことの繰り返しに思え何かが期待できるとは思えなかった。本当にそれが正しかったかどうかわかりません。やっぱり金曜日から走っていればもっとよかったのかな?いやいや走っていれば第4コーナーでまたオーバーランしたかもしれない。結局どーでもいいことなのかもしれませんしね。よい手本か悪い手本かは皆さんが決めてください。
(悩みも迷いもなかった)
前日の公開練習は本番コースを1本だけ走ることが出来る。2年前と同じコースだからかもしれないが悩みも迷いも全くなく各セクションで「こう走ろう」というものがきっぱりと決まった。で、ほぼその通り走ってよしよしやっぱりね♪という感じで翌日の本番を迎えた。ちなみに公開練習は7番だったかな?8番だったかな?それこそどーでもいいことで、うまくいった部分の記憶をひたすら大事にして本番に臨んだ。出来ることしか出来ないし、出来ないことはいまさらあがいても今日明日に出来るわけがない。走行前はさすがに緊張しましたが走り出したら正確に思った通り走るだけ。1本目は1箇所やりすぎた部分と1箇所ぬるい部分があり4位。2本目はそこだけを直そうと思いひたすらイメージを固め、最高の集中力で走ることができた。スタート順を待つ間に水谷選手に抜かされ私は5番に落ちたがそんなこともどーでもいいこと。1位の新井選手の素晴らしいタイムを抜かしてやる!なんてこともどーでもいいこと。できることをやり遂げただけ。だから「今日の僕にはこれ以上速く走ることはできねぇ!」と大(自己)満足♪です。自己満足なら他人と競わなくても練習で充分じゃないかと思われそうですが全然違いますよ。本番はご褒美に順位がついて表彰台があるのです。だから楽しくて仕方がない(^o^)。
(N3の緊張)
ラストゼッケンの田原選手のスタートを私も緊張して見ていました。興味のある人はポイント計算でもやってみてください。ポイントリーダーの山野選手が欠場している間に序盤調子を崩していた田原選手がじりじりと追い上げを見せてきた。FR初年度にさすがとしか言いようがない。そしてついに今回チャンピオン争いに王手をかけるべき田原選手が、、、1本目の1コーナーで痛恨のコースアウト!私もついつい「あ〜っ!」と声が出ちゃいました。なんで?うそ?信じられん、って思いましたよ。きっと魔物がいたずらしたんでしょうね。結局優勝は別のNSXというのもなんとも皮肉な結果です。最終戦は山野選手、田原選手、柴田選手の三つ巴です。この3人のテクニックと精神力がぶつかり合うすさまじいバトルが今から楽しみです。当事者には申し訳ありませんが(^O^);;;誰が勝っても感動必至ですな。

 全日本のチームパドックに私の車とお客様の車が5台も並んだ。当初は想像すらしなかった光景である。確かに車はジミですが、全く引けをとらないみんなの真剣さは誇りに思うのです。一方でそれを受け止めたいと思う責任も感じるわけで、それを糧に成長させてもらっているのです。一人でやっていたら弱い私なんかはテキトーな参戦になってるでしょうね。心からありがとうございます。お疲れ様でした。
大会名称 日付 場所 天候 クラス 結果
全日本ジムカーナ
第8戦
2004年9月4〜5日 鈴鹿サーキット南コース ドライ N2 3位