参戦記
攻めきれなかった1本目の反省とプレッシャーの中、2本目はほぼイメージどおりの走りができた。ゴール後のタイムを聞いて、「やった!やった!」と声を出して喜んだ。去年地区戦で一度も実現できなかったが、全日本の大舞台で佐川さんと並ぶことができて本当にうれしい。

(タイヤの話)
前日の公開練習、台風4号が上陸し朝から雨と風。僕はA048(G/2S)をフロントにはいて走行した。このタイヤのウェット性能は話に聞いたとおりスゴイのひとことで、1本目のヘビーウェットではタイムも群を抜いていた。翌日の本番はコースも違うしドライとの予想だったので、ちっとも喜ばしいことではないがウェットはこれしかないと確信した。
本番はドライ、私がRE55S(WT)で佐川さんが(TT)、二人ともピーカン(気温26度、路面温度40度)の2本目がベストで中間まで0.1秒勝っていた僕が結果も0.1秒差で勝った。はてさて、この結果を参考にするか、参考ならないと判断するかはお任せします(^^)。実は、私もわからない???

(地域への配慮)
本当に全日本戦らしい華やかな雰囲気があった。サーキット近くの国道には案内の看板が連立し、コンビニにもポスターが貼られ、チケット販売もしている。道を誘導する警備員も数多く、地域住民への細心の配慮がなされていた。サーキットは国道から入り約1km程度、とても細い(すれ違いできない)住宅内の上り坂を通らなければならない。トランシーバーで連絡を取り合いながら、道路を競技車が占拠しないように台数を制限したり、住民とのすれ違いの制御をしていた。去年まではマフラーを交換したA車両が早朝から何台も通行していたわけだからさらに迷惑な話だ。中部地区ではかたくなにマフラー交換を禁止していたが、サーキットやジムカーナの存続をも左右する大切なことだと感じた。N車両規定の狙いの一つなのか、はたまた波及効果なのかはわからないがとにかく僕は賛成だし、今までもマフラーは交換したことがない。ゲートオープン前にサーキット前の道路に長蛇の列ができることもよいことではないし、エンジンやステレオの音、立ち話にも今後注意しなければと感じた。

(地元勢の活躍)
今回N2クラスは26台のエントリーで今年最多。全クラスも最多の131台だった。関東以北の常連選手の欠席が結構いたように思うが、地元中国、四国地区のドライバーが積極的に参加していた。先の主催者や地域住民の話もそうだが、なんとなく地元の方々に歓迎されているように感じたのは僕だけではないと思う。そして表彰式では地元入賞者が各クラストップドライバーにシャンペンのお返しをしこたま受けていた。とても気持ちのいいイベントだった。

(1本目の失敗)
どっか一箇所で失敗したのではない、スータートからゴールまで満遍なく失敗していた。まったく攻めきれていないし、ビデオを見ても1区間すら○がつかない有様だった。失敗の始まりは第2コーナー進入のブレーキで、以降全てのアプローチで”石橋をたたいたアプローチ”を繰り返した。いや、失敗の始まりはすでにスタート前からだったと思う。どうしても結果を出したいと思い、スタート前の強い緊張感をコース内に持ち込んでしまったのだ。修行が足りないねー。第1戦と第2戦の1本目は、練習と同じような思い切りのよさがあった。最近1本目にタイムが出せないのは、車と自分以外に”かっこいい結果”などという妄想が割り込んでいるからに違いない。次回G6ジムカーナでこのくだらない考え方を払拭できることを期待しよう。

(田原選手の話)
再車検中に田原選手とお話ができたので、私は迷わずサーフィンの話を伺った。快く応対してくれ、非常に貴重なお話が伺えたので紹介したい。サーフィンとジムカーナの共通点は状況を感じて予測して対応することだそうだ。自分の進む先の波を見て、その波の変化を予測して、次の瞬間の自分の動作を決める。これがジムカーナととても似ていると教えてくれた。僕はサーフィンのことはまったく知らないが、とてもわかりやすく想像できたし、これを読んでいる方々もイメージできるのではないかと思う。要は感じることから全てが始まるのである。
また、サーフィン競技会などに参加しているのかと聞くと、これまたトップドライバーらしい回答をいただいた。勝負するとなるとやはりジムカーナと同じで、かなりのエネルギーを注ぎ込まなければならない”ある期間”が必要だから、今は競技会参加は考えていないそうである。”人一倍努力する期間”に個人差は当然あるが、何かで勝ちたければ誰もが必ず必要なことなのである。
田原選手!貴重なお話をありがとう。

このHPを通じて、以前津川選手が”よい戦いをしましょう”と書き込んでくれたが、結果的には1秒も差をつけられてしまった。負けてもせめて”よい戦いだったよ”と言われるようになってみたいもんだ。

田中さん、サービスご苦労様でした。ありがとう。
大会名称 日付 場所 天候 クラス 結果
全日本ジムカーナ
第4戦
2003年5月31〜6月1日 タマダ ドライ N2 3位